青パパイヤ 2023年は出荷出来ませんでした
青パパイヤには、たくさんの酵素が入っていて身体にとても良いそうです。パパインというのは、タンパク質分解酵素で、すりおろして肉と混ぜておくと肉が柔らかくなるんです。
ビタミンCもたくさん含まれています。体に良さそうなのです。そういういきさつで、今年初めてパパイヤを作付しました。
【オキテング25号(パパイヤ)】
矮性(わいせい:大きくならないという意味)の品種で、樹高が大きくても3m程度だそうです。
実は、「台農2号」という品種にしたかったのですが、種が売り切れで無くなっていたのです。この果実は、500gから1Kgで小家族でも消費できる大きさだからです。
そこで在庫を調べて貰うと、今回の種しかないというのです。しかもパパイヤは、発芽させるのが難しいので、苗で買ったほうが間違いが無いとアドバイスを貰いました。
それを聞いても、怖いもの見たさと自分の腕試しのために「種」にしたのです。
召 し 上 が り 方
シンガポール、マレーシアに長期出張していた時に、朝食に必ず食べていたのが、マンゴーとパパイヤでした。この時は、完熟したものなので、甘くて美味しかったのを覚えています。
しかし日本、しかも関東で育てるには、気候が合わないのです。とは言え温暖化(?)の影響か年々暖かくなってきているので「青パパイヤ」までは、育てられそうです。



パパイヤを切ると白い液が出てきます。これがパパインなどの酵素です。人によっては、肌荒れやかゆみを感じる場合があります。
使い捨て手袋などで、保護してください。ちなみに私の場合は、流水でやれば、大丈夫でした。
下ごしらえ
1.皮をピーラーなどで剥きます。作業しづらい場合は、半分に切ってからやってください。
この時、白い液が出るので、注意してください。
へこんだ部分の皮がむけないときは、更に半分に切って4分の1で剥いてください。
2.後は、料理によって切り方を変えます。
パパイヤに含まれる酵素は、熱に弱いので、たくさん摂りたいときは、生に近い状態がいいでしょう。加熱しても、その時間により歯ごたえが変わります。好みの固さで料理してみてください。
■青パパイヤの皮のきんぴら
青パパイヤの皮 1個分
ごま油 大さじ1
☆砂糖 小さじ1/2
☆顆粒だし 小さじ1/2
☆しょうゆ 小さじ1/2
☆白煎りごま 小さじ1
《 ポイント 》
濃いめの味付けで料理した方が苦みを消せます。また固いので、2mm位に細く切った方が食べやすいです。
■1.パパイヤの皮を千切りにします。できるだけ細くしてください。
■2.千切りした皮を2時間程度水に晒しあく抜きします。途中で何度か水を替えてください。
■3.フライパンにごま油をひき、水気を切った皮を炒めます。しんなりしたら、☆の調味料を入れて味を調えます。皿に盛りつけて完成です。
■青パパイヤのシリシリサラダ
青パパイヤ 1/4個
キュウリ 1本
マヨネーズ 大さじ2
辛子 小さじ1/2
《 ポイント 》
細くスライスしたほうがいい、辛子が効いていると美味しい。水に晒す時間は、途中でみてあく抜きの具合を確認した方が良いでしょう。
■1.きゅうりとパパイヤはスライサーのつま用の細さでスライスします。パパイヤは水に10分程度さらしてあく抜きします。
■2.パパイヤは、よく水を切ってから、キュウリと合せマヨネーズ、辛子とよく混ぜます。辛子は、お好みで増減してください。
ちなみに「シリシリ」とは、沖縄で細く突く作業又はできたものを指します。現地では、「シリシリ器」というスライサーがあるんですって!
■青パパイヤのシリシリ炒め
青パパイヤ 1/4個
ニンジン 1/4本
ニラ 10本位
シーチキン70g缶 1缶
めんつゆ 小さじ2
しょうゆ 少々
塩 少々
こしょう 少々
《 ポイント 》
美味しいです。炒める時間によってパパイヤの食感が変わるので、途中で固さをみた方がよいでしょう。
■1.皮を剥いた青パパイヤを、千切りにし、水にさらします。人参も千切りしておきます。ニラは3センチ位に切ります。
■2.青パパイヤは水を切り、フライパンに軽くサラダ油を引き、人参、ニラ、シーチキンと共に入れ、塩・こしょうで炒める。
■3.パパイヤがしんなりしたら麺つゆを入れて更に炒める。 最後に醤油を入れてさっと炒めたら出来上がり
■青パパイヤのチャンプルー
青パパイヤ 1/4個
豆腐 1/2丁
豚肉 100g
かつお削り節 4.5g
たまご 1個
サラダ油 大さじ2
しょうが 少々
オイスターソース 小さじ1
しょうゆ 少々
《 ポイント 》
たまごを掛けまわしてから、少し焦げるくらいにした方が、美味しい(個人の感想です)
■1.皮を剥いた青パパイヤを、千切りにし、水にさらします。
■2.サラダオイルを敷いたフライパンに豚肉を入れ、赤みが無くなるまで炒めます。
■3.青パパイヤは水を切り、フライパンに入れ炒めます。しんなりしたらショウガ、オイスターソースを入れて煎り付けます。
■3.角切りにした豆腐を入れて炒めます。温まったら、かつお節を全体にまぶします。しょうゆを入れて味を調えます。
■4.たまごをかけ回し炒めます。
■青パパイヤのカレー
通常のカレーの材料を使います
既定のジャガイモの半分程度を青パパイヤ1/4個と置き換えます
《 ポイント 》
いつも作っているカレーの作り方で料理してください。
加熱時間によりパパイヤの食感が異なります。
柔らかいのが好みなら、ジャガイモと一緒に入れて料理します。こうするとトロロトになります。
少し固めが良ければ、カレールーを入れるときにパパイヤを入れれば良いでしょう。
成長の様子
果実が出来たら、試食してから掲載します。また成長の過程の画像を今後アップして参ります。

発芽するまでハラハラしましたが、何とか芽を出したので安心しました。(播種後、3週間で発芽18本/20粒となりました。発芽率90%!!)。写真が発芽したものです。

◆横の写真から3.5号ポットに鉢上げして夜間の最低温度を20℃で管理して成長させました。草丈は、15Cm程度ですが、茎がずいぶん太くなりました。
直径が8mmほどになってきました。矮性種(わいせいしゅ)なので、上への伸びは少ないのでしょう。それにしても何となくパパイヤと判るようになりました。
南国の植物なので、4月末になっても、遅霜(おそじも)が怖くて露地に植えられません。

◆その後、畝に植えました。5月は、とんでもない暑さになって、水遣りに明け暮れました。
そして現在は、高さ95Cm、株元の直径は、5Cmになりました。どんな風に育てるのか不明なので、放任しています。
下のほうの小さな葉っぱは、摘除してしまような気がしますが、わかりません。

◆花が咲かないなぁ。と思って観察すると果実のようなものが、ありました。んッ?花を見逃したかな?と思ったらそれは蕾(つぼみ)だったようです。
今日(7/29)見てみると、これが花なんでしょう。風媒花(ふうばいか)なのか虫媒花(ちゅうばいか)なのか不明です。少なくとも雌雄花ではなさそうなので、放置しておきます。
【風媒花】:風によって花粉がめしべに運ばれるもの
【虫媒花】:虫が蜜を目当てにやってきて、ついでに花粉をめしべに運ばせるもの

◆しばらく更新しませんでしたが、果実がずいぶん大きくなっていたので、写真とともにアップします。
下から撮りました。一番下左側の果実は、「こぶし」二つ分位です。重さにして500gくらいでしょうか。
しかし、この形は別の品種みたいな気がします。欲しかった「台農2号」のような気がします。これは果実のサイズが、最大1Kgなので、小家族でも手頃なサイズです。

何故なら他の樹についている果実は、写真のように細長いのです。そして果実の大きさは最大2Kgになるそうです。
ちょっと大きいのですが、逆に考えると半分にして、それぞれ別の料理ができるので、お得感が半端ないのではないでしょうか?